災害 災害医療 一般社団法人 日本災害医療 ロジスティック協会

一般社団法人 日本災害医療 ロジスティック協会

ご挨拶

 今回の東日本大震災では阪神大震災を超える甚大な被害が発生いたしました。
 犠牲となられた皆様のご冥福をお祈り申し上げるとともに、被災された皆様、ご家族、友人を失われた皆様に心から お見舞い申し上げます。

 今回の震災にあたっては、全国の地方自治体や病院、自衛隊等の機関から災害医療チームが派遣され、 ボランティアの医療スタッフが現地入りして、救難医療、病院等の被災による医療機能低下への支援、避難所等における 病人等への対応等にあたっておられます。

 阪神大震災の教訓を活かして災害医療についての関係者の意識が高まり、その後発生した中越地震、中越沖地震等でも現地 の医療関係者や関係機関と協力して、災害医療活動が行われてきました。

 災害時の医療では、医療活動を支える人的、物的な支援と活動を支える業務調整、情報連絡処理といったロジスティック機能が 重要な役割を果たします。  今回の震災でも、このことが改めてクローズアップされているのではないでしょうか?

 災害医療支えるためには、このようなロジスティック機能を担う人材の育成を図ることが必要と考えています。 また、民間の立場でも災害発生時において災害医療活動のロジスティック機能をサポートする役割を果たすことも重要と 考えています。 このような、考えから災害医療を支えることに熱意と信念をお持ちの方とともに、この協会を立ち上げることにしたものです。

 図らずも、活動を始めようとした矢先に今回の大震災が発生しました。協会事業を通じて1人でも多くの被災者を救助し、災害医療支援の充実 を目指して活動を行いたいと考えています。
 皆様のご理解とご協力、ご支援を賜りますよう謹んでお願い申し上げます。

平成23年4月1日

一般社団法人
日本災害医療ロジスティック協会

理事長